地域とともに歩む技術者集団の挑戦

中電技術コンサルタント株式会社

動画をリクエストする

~創立60周年からの未来戦略~


 中国電力の土木系・建築系の技術者が集まって1965年に設立。土木、建築、電気、環境、地質、ICT部門を持つ。土木建築や発電設備の調査、計画、設計、工事監理を中心に社会資本整備を手掛ける。また、これらに伴う情報システムの開発やコンサルティングなど幅広く事業を展開。環境・エネルギー、維持・管理、防災・減災など、今日的な社会の変化にも対応したさまざまな分野で、地域社会のニーズと信頼に応え、持続可能な地域社会の構築に貢献。

2035ターゲットに新スタート

 2025年は創立60周年の節目であり、35年をターゲットとした10年間の長期経営計画を検討するにあたって、会社にとっての存在意義となる「パーパス」、「DESIGNNEW~人と技術で未来をつむぐ~」を設定。これは同社の存在意義を社会に示すだけでなく、社員の志であり、共通の価値観となる。「CECビジョン2035」は「人が中心、技術を追求、信頼を大切にする『地域づくり実践企業』」とし、事業・技術・人材戦略の三つの戦略を時代の変化に合わせ、スパイラルアップさせる。長期経営計画では、「受注150億円・社員数600人」を経営目標に掲げた。豊かな未来づくりに向け、社員と会社が共に成長することを目指し、採用活動や人材育成に重点的に取り組む。

  • 中電技術コンサルタント株式会社
  • 中電技術コンサルタント株式会社
  • 中電技術コンサルタント株式会社
  • 中電技術コンサルタント株式会社
  • 中電技術コンサルタント株式会社
  • 中電技術コンサルタント株式会社

「地域づくり実践企業」として

 社会資本の整備に加え、地域社会とのつながりを深めるための多様な活動に取り組んでいる。インフラ整備などの公共性の高い事業を通じて地域の基盤を支える一方で、スポーツや文化芸術活動への支援、環境保全活動など、地域住民との直接的な交流にも力を入れている。
 その一例として、24年度はプロバスケットボールチーム「広島ドラゴンフライズ」が参戦する「りそなグループB・LEAGUE2024」において、スポンサード企業として参画した。また、地域環境への配慮として、太田川のクリーン活動にも継続的に参加しており、自然との共生を意識した企業姿勢を示す。こうした地域密着型の取り組みに加えてTVCM・SNSなどの広報活動を織りまぜながら地域への共感、業界・企業の魅力、認知度、親近感を高めていく。

ABWで実現する次世代の働き方

 1976年に竣工した現在の本社社屋の老朽化に伴い27年度に新社屋「CEC FOREST」へ移転することが決定している。新社屋は広島市東区光町(広島駅北口徒歩5分)に建設予定。移転にあたり、社員参加型のワーキンググループを設置し、次世代の働き方を目指した挑戦を続ける。1995年に「フレックス勤務制度」を導入。コロナ対策を契機としたテレワークによる在宅勤務制度など、自律した社員にとっての働きやすさ・働き甲斐を追求した業界に先駆けた取り組みを続けてきた。新本社社屋では、ABW(Activity Based Working)を本格導入する。集中作業エリア、コミュニケーションエリアなど業務内容に応じた最適な場所を選択できる環境を整備。次世代の働き方を追求し、生産性の向上やワークライフバランスを実現する。将来的には、広島駅徒歩圏内という立地を活かし、他企業や大学、自治体との連携を強化し、オープンイノベーションを推進。多様な人材や最新技術との出会いを日常的に生み出す未来戦略を描く。



会社概要

中電技術コンサルタント株式会社
本  社:広島市南区出汐2-3-30
設  立:1965年7月15日
資 本 金:1億円
売 上 高:111億4800万円(2025年3月期)
従業員数:467人(2025年6月現在)
事業内容:土木、建築、電気、機械設備の調査、測量、計画、設計、工事監理。地域開発、環境評価に関する調査、企画、立案
上記にかかる情報システムの企画、開発など
T E L:082-255-5501
U R L:https://www.cecnet.co.jp/
メ ー ル(採用のお問い合わせ):saiyo@cecnet.co.jp
※2025年9月当時の情報です。