〝科学の目〟でインフラを診る非破壊検査のプロ集団

株式会社ウィズソル

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人財の力で「果敢に挑む」

非破壊検査のプロ集団

 モノを壊さずに〝科学の目〟で診断する「非破壊検査」のプロ集団ウィズソル。北海道から鹿児島まで約30の事業所を構え、工場の生産設備(プラント)、発電所、橋梁、トンネルなどさまざまな施設の健全性の確認や保守点検を行う。特に屋外にある大型タンクの検査実績ではトップシェアを誇る。放射線や超音波、磁気など最新技術を駆使した検査・診断を強みに、生活に欠かせない産業・社会インフラを日々、陰ながら支える企業だ。

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社会課題を「共に解決」

 社名の由来はWITH SOLUTION。検査を通じて事故や災害を未然防止し、社会の課題を「共に解決する」という思いを込める。近年は脱炭素化の流れの中で新たなエネルギーへの対応を見据え、新装置の開発に力を入れる。2024年に導入した無線型測定装置「UDT―48W」は、従来では機械が入りづらかった場所でも効率的な検査を実現。原油タンクなどの底面の板厚をワイヤレスで測る技術の実用化は国内外で初だといい、25年には2台を製作して3台体制に。現場作業の一層の効率化につなげている。
 他にも小径配管の腐食検査を得意とする超音波連続板厚測定装置「UDP―8」、鋼構造物に磁力で吸着し「UDP―8」などを自走させる「磁輪式マルチ自走ユニット」、各種構造物の形状をスキャンする「レーザーラインプロファイル測定装置」、検査員の目視検査が可能なドローンなど多様な機器をそろえる。

100億円企業へ

 25年3月期に4年連続で過去最高を更新する売上高約82億9800万円を計上、社員467人を抱える大きな会社だが、ウィズソルでは経営目標に掲げる年商100億円の達成に向け、500人以上への増員を計画する。外輪純久社長は「今後、水素やバイオ燃料といったプラントの建設が見込まれる中、非破壊検査のニーズも高まっていくでしょう。もちろんDXや自動化にも取り組んでいますが、当社の技術の礎となるのは人の力です。スローガン『果敢に挑む』に共感してくれる、チャレンジ精神を持った若者を歓迎します」
 3年連続となる給与のベースアップのほか、休日数を年7日増やし120日とするなど改善を続ける。また入社後には1カ月間の新人研修や資格取得・階層別研修といった幅広い教育を実施。25年には制服のリニューアルも実施した。

地域貢献活動も

 広島に根付いた企業として、地域との関わりも重要視する。例えばSDGs活動の一環として22年度から、本社の隣にある小学校と連携。6年生の総合的な学習の中で、学校と社屋をつなぐ通学路を多くの花で彩る「フラワーロード」プロジェクトを実施し、社会と地域を明るく元気にしている。24 年度の活動では花に加えてソーラーイルミネーションも新たに設け、より華やかな取り組みとなった。加えて小学生にはキャリア教育のため、ドローンのデモ飛行や撮影協力したテレビ番組などを通じて業務内容を伝えたという。
 大型インフラ設備から地域貢献まで規模を問わず、社会の中での役割を果たすウィズソル。ブランドビジョンに掲げる「守るを、ともに。」と「利他の心」の精神で、存在感を一層高めていく。



会社概要

株式会社ウィズソル
本  社:広島市西区南観音6-2-13
設  立:1961年2月
資 本 金:3000万円
売 上 高:82億9800万円(2025年3月期)
従業員数:467人(2025年4月現在)
事業内容:非破壊検査、熱処理工事、設備診断、技術者派遣
T E L:082-291-2500
U R L:https://www.withsol.co.jp/
※2025年9月当時の情報です。