本業特化で地域を応援徹底した現場主義を実践

広島市信用組合

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シンプルな経営をブレずに継続、格付「A+」を継続取得


 地元広島で「シシンヨー」の愛称で親しまれている広島市信用組合。預金・融資を中心とする本業に特化した経営を継続している。なかでも特に重視しているのが融資。「地元のお金は地元で活かす」をモットーに、地元の中小零細企業にタイムリーな融資を行っている。営業の基本は「フットワーク」と「フェイス・トゥ・フェイス」の現場主義。常日頃からお客さまのもとを訪れ、寄り添い、とことん支援することで信頼を深める。米トランプ政権の政策により世界経済の不確実性が高まり、その影響に苦慮する取引先に対し、融資による事業支援を行っている。こうした本業をブレずに取り組む経営方針は(株)日本格付研究所(JCR)の長期発行体格付において高く評価され、この5月に「A+」(シングルAプラス)を継続取得。このビジネスモデルは各種メディアにも大いに注目されている。


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安定した基盤で22期連続の増収

 本業の融資を推進し、不良債権処理を積極的に進めるなど安定した経営基盤を構築し、25年3月期の経常収益は22年連続の増収となり、過去最高を更新し、200億円の大台を突破。また当期純利益も過去最高を更新し50億円の大台を突破した。

店舗リニューアルと周年運動 業績を伸ばす原動力に

 顧客目線の取り組みを重視し、多くの人が利用する場所に積極的にATMを新設したほか、5月には和歌山・熊野へのクルーズを企画し、多くのお客さまが向夏の船旅を満喫。6月より募集を始めた懸賞金付き定期預金「ハッピードリーム定期」は大幅に商品改定を行ったことで大変好評という。店舗展開では一層の利便性向上をはかることを目的に今年も9月に南支店、12月に鷹の橋支店の新築移転オープンを予定。オープンと周年時に行う役職員のローラー活動が業績の下支えとなり、各営業店は着実に業績を伸ばしている。来年以降も戸坂支店の新築移転をはじめ複数の移転や建替を計画している。金融業界は訪問営業の縮小や店舗網の見直し、他業種からの参入などで大きく変化しているが、「会って話せる」という地域金融機関ならではの強みを最大限に活かし、お客さまとの信頼関係を深め、地域活性化に貢献している。

職員がより働きやすく、能力を発揮しやすい職場へ

 働きやすい職場作りでは、職員目線を重視し、働き方改革を一層推進。時間管理の徹底とともに、デジタル化やIT化には積極的に対応している。また女性職員や若手職員の積極的な登用や定年延長を実施するほか、給与の引き上げなど多岐にわたる待遇改善を進め、職員のモチベーションアップにつなげている。さらに、休日勉強会や外部研修を積極的に開催し、職員がレベルアップできる環境を整えている。

「継続は自信を育む」

 25年のスローガンは、「継続は自信を育む」。努力した成果はたとえ小さくても成長を実感でき、自信につながる。一人ひとりが自信を深め成長することで、シシンヨーが大きく成長することが見込める。今後も本業特化と現場主義を貫き、地元から信頼される地域金融機関としてまい進していく。



会社概要

広島市信用組合
本  部:広島市中区袋町3-17
設  立:1952年5月
出 資 金:231億3200万円(2025年3月末現在)
経常収益:202億700万円(2025年3月期)
職 員 数:417人(2025年3月末現在)※パート含む
事業内容:金融業
T E L:082-248-1171
U R L:https://www.hiroshimashi.shinkumi.jp/
※2025年9月当時の情報です。