個性豊かな人材が樹脂の可能性を追求し、技術開発と革新的なものづくりに挑戦

ダイキョーニシカワ株式会社

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グローバルに人・社会・地球に貢献し、持続可能な社会を実現する


 ダイキョーニシカワは、広島の地で「ものづくり」を追求してきたジー・ピー・ダイキョーと西川化成が合併し、2007年に誕生。14年に東京証券取引所市場第一部(現東証プライム市場)に上場した。
 当社は自動車部品・住宅部品・サポート・新規の4つの事業を展開し、特に自動車部品では内外装やパワートレイン製品を開発から生産まで一貫して手がけ、国内の全ての自動車メーカーに提供している。持続可能な社会の実現に向け、樹脂による新たな価値の創造と樹脂循環サイクルの確立を掲げ、40年を見据えた長期ビジョン「Vision2040」を策定し、24~27年は基盤構築期間と位置づけ、顧客・商品・ものづくり・経営基盤の4戦略を軸とした中期経営計画を推進中。その初年度である24年度は増収増益により、順調に計画を達成できた。


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技術力と創造力で新たな価値の創出

 プラスチックは、軽量・高強度・加工性・耐久性に優れた高機能材料として、自動車分野における構造部品や機能部品の素材選定において重要な役割を担っている。当社では、軽量化による燃費向上への貢献に加え、人と車両の操作・情報連携を支えるインターフェース(HMI)に対応した透過加飾技術の開発やアップサイクル素材の活用にも取り組んでいる。空力性能と熱マネジメントを両立するグリルシャッター付きシュラウドや、高電圧対応バスバーなどの電動化向け製品も量産化した。さらに、セルロースナノファイバーや発泡成形工法、4Dミリ波センサーやAIを活用した新商品の開発により、環境性能と機能性の両立にも注力している。
 これらの取り組みを通じて、プラスチックがもたらす新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献している。

低炭素・循環型社会へ 実現に向けた挑戦

 カーボンニュートラルへの取り組みは30年までに13年比でCO2削減50%を目指す。当社はCO2削減に寄与できる材料配合の研究にも力を入れており、植物由来の材料を用いた開発を推し進め、環境性能に優れた製品を提案している。また、多くの電力を消費する塗装工程では、空調の自動制御システムの導入や空調エアーの再利用など省エネ活動を進める。本社/本社工場はヒートポンプの採用や太陽光発電の拡大による省エネ施設であり、さらに国内工場にも太陽光パネルの増設を行っていく。

働きやすさ×人材育成

 本社には、営業・開発・生産など9つの本部が集約されており、部門間の連携がスムーズで、情報共有や意思決定が迅速に行える職場環境が整っている。教育制度も充実しており、階層別研修や自由選択式の研修に加え、若手社員の海外チャレンジ支援など、多様な成長支援策を展開している。さらに、育児・介護に対応した短時間勤務制度や休暇制度の整備により、ライフステージに応じた柔軟な働き方を可能にしている。当社は『ものづくりから向かうはひとづくり』という考え方に基づき、社員一人ひとりの成長に寄り添い、技術力と人間力の両面を共に育んでいく。



会社概要

ダイキョーニシカワ株式会社
本  社:東広島市寺家産業団地5-1
設  立:2007年4月
資 本 金:54億2665万3900円
売 上 高:1685億6100万円(2025年3月期連結)
従業員数:5779人(2025年3月31日現在)
事業内容:自動車・住宅設備機器のプラスチック部品製造・設計・開発
T E L:082-493-5600
U R L:https://www.daikyonishikawa.co.jp/
※2025年9月当時の情報です。